瀬川昌也先生

- 経歴 -

1962年3月 東京大学医学部医学科卒業
1970年3月 同大学院博士課程修了
1963年4月~1973年10月 東京大学医学部小児科学教室 研究生
1971年4月~1985年3月 東邦大学医学部小児科学教室 非常勤講師
1972年4月~1995年3月 東京大学医学部小児科学教室 非常勤講師
1972年11月~1988年3月 お茶の水女子大学家政学部児童学科 非常勤講師
1973年11月~2014年12月 瀬川小児神経学クリニック 院長
1980年11月~2013年3月 順天堂大学医学部神経学講座 非常勤講師
1984年4月~2013年3月 岩手医科大学医学部 非常勤講師
1985年4月~2009年3月 東邦大学医学部医学科 客員講師
1996年7月~2004年3月 獨協医科大学臨床医学科 客員教授
2004年4月~2014年12月 獨協医科大学 特任教授
2010年4月~2012年3月 東邦大学医学部小児科学教室 客員教授


- 学会役員歴 -

(海外)
ICNA(国際小児神経学会)2002年9月~2014年12月 理事(Executive Board Member)
(International Child Neurology Association)
Pediatric Neurotransmitter Disease Association Medical & Scientific Advisory Board)
Journal of Pediatric Sciences Editorial Board
Pediatric Neurology (USA) Editorial Board
Journal of Pediatric Neurology Editorial Board

(国内)
日本小児神経学会 2000年6月~2001年6月 理事 1978年6月~2001年6月 評議員 その他名誉会員
日本神経学会   1980年6月~2002年6月 評議員
赤ちゃん学会   2006年5月~2014年12月 理事
日本頭痛学会   2001年11月~2006年11月 理事、その後 名誉会員
日本時間生物学会 2001年4月~2010年4月 評議員
日本神経免疫学会 1998年2月~2006年2月 評議員、その後 名誉会員
日本睡眠学会   2002年4月~2007年5月 評議員、その後 名誉会員
日本神経治療学会 2000年6月~2006年6月  評議員、その後 功労会員
日本臨床神経生理学会 1997年11月~2014年12月 専門委員
日本てんかん学会 1998年10月~2005年10月 評議員
日本臨床環境医学会 1992年6月~2004年6月 理事、2004年6月~2006年6月 副理事長、その後顧問
環境ホルモン学会 2004.6~2008.6 評議員


- 受賞歴 -

2011年6月 Congress Award: HonoraryMembership Awards (15th International Congress or Parkinson’s Disease and Movement Disordes)「瀬川病の解明」
2011年8月 Congress Award: Discovery of Segawa disease: Serotonin, Sleep, Dystonia (114th Japan Pediatric Society)学会賞:第114回日本小児科学会学術集会「瀬川病の発見 セロトニン、睡眠、ジストニア」
2012年4月 Peter Emil Becker Prize Award: 38th Gesellschaft für Neuropädiatrie (Germany)「小児神経の世界的研究と社会的貢献」


- 主な業績 -

1965年 本邦小児重症筋無力症の頻度が高いことと眼筋型の提唱 
1970年 瀬川病の第1例目に出会う
1970年 先天性筋ジストロフィー症の臨床を発表
1971年 「L-DOPAが著効を呈した小児基底核疾患
―著明なる変動を伴った遺伝性進行性基底核疾患―」発表
1973年 終夜脳波による基底核疾患・発達障害の病態を研究、発表
1975年 「小児の中枢神経疾患における睡眠リズムと体動」を発表、
    小児神経疾患にアミン系神経系の発達の重要性を提唱.
    福山型先天性筋ジストロフィー症を提唱
1976年 ‘Hereditary progressive dystonia with marked diurnal fluctuation (HPD)’
    (著明な日内変動を呈する遺伝性進行性ジストニア)として発表
1980年 Tourette症候群の発症にアミン系神経の発達障害を示唆
1982年 神経障害診断治療支援システム(睡眠姿勢情報録画装置)を開発
1983年 発達性ドパミン受容体過感受性に対し極少量L-ドパ療法を開始
1984年 本邦初 Rett症候群を発表
1988年 Rett症候群のアミン系神経系の異常を考察、発表
1990年 Rett症候群 国際会議主催
1993年 瀬川病 14q22.1-q22.2に存在するGCH1遺伝子異常が同定
2000年 Rett症候群 国際会議主催 (第2回目)


- 研究実績(研究代表者分のみ) -

昭和58年度-昭和60年度 厚生省心身障害研究
「乳幼児期における原因不明疾患に関する研究」
副題: 発達神経学的にみた自閉症の予防と治療に関する研究

平成14年1月-平成16年12月
独立行政法人 科学技術振興機構 社会技術研究推進事業
研究領域「脳科学と教育」
「神経回路の発達からみた育児と教育の臨界齢の解明」

平成22年度-平成24年度
厚生労働科学研究費補助金 (難治性疾患克服研究事業)「トゥレット症候群の診断、治療、予防に関する臨床的研究」

瀬川昌也先生著作論文(詳細は会員ページ内にて公開)